【入門者必見!】韓国語のハングル読み方完全ガイド② 濃音とパッチム編

前回のブログ記事では、韓国語学習の基本であるハングルの母音と子音の読み方を紹介しました。まだ読んでいない方、もしくは復習が必要な方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
今回は、ハングルを完全にマスターするためのもう2つの重要な要素、「濃音」と「パッチム」を紹介します。どちらも韓国語において欠かせない発音のポイントで、習得すればさらに韓国語が上達します!では、早速見ていきましょう。
韓国語の濃音(二重子音)
韓国語には「濃音」と呼ばれる発音があります。これは発音を強調する「二重子音で、韓国語を流暢に話すために重要な要素です。以下のように、通常の子音「ㄱ・ㄷ・ㅂ・ㅅ・ㅈ」が二重になり、濃音が形成されます。
- ㄲ (kk): 「ㄱ」の強調された発音です。喉をしっかり閉じて発音しましょう。
- ㄸ (tt): 「ㄷ」を強調し、強く発音します。
- ㅃ (pp): 「ㅂ」の発音を強化します。
- ㅆ (ss): 「ㅅ」の音を力強く発音します。
- ㅉ (jj): 「ㅈ」を強く発音する濃音です。
濃音の発音のコツ
この「濃音」は、単なる強い音というわけではなく、喉や口の筋肉を一瞬緊張させてから解放することで発音が強調されるのが特徴です。発音の際に体感的に力を入れすぎると、ぎこちなく聞こえることがあるので、息をしっかりとコントロールしながら、自然な強調を意識するとよいでしょう。
日本語との比較
日本語には濃音に似た発音はあまりないため、少し抽象的に感じるかもしれません。しかし、日本語の「学校(がっこう)」や「決定(けってい)」のような、音が詰まった感じの発音を思い出してみてください。特に「っ」の部分は、韓国語の濃音に少し似ており、息を止めて発音する感覚が共通しています。
濃音が与える印象
濃音を適切に使うことで、話し手の言葉に明確さや力強さを加えることができます。例えば、「빠르다(ッパルダ、速い)」と「바르다(パルダ、正しい)」のように、濃音かどうかで意味が全く異なる場合もあります。これは韓国語の発音が非常に重要である理由の一つで、特に日常会話でのコミュニケーションにおいて、濃音の使い方が流暢さを左右します。
韓国語のパッチム
パッチムとは、韓国語の音節の最後にくる子音のことです。韓国語において、パッチムは言葉の意味や発音に大きな影響を与える重要な部分です。なぜパッチムは重要なのか?その役割は主に二つあります。
- 音節の終わりを決定:パッチムがその音節の発音を決定します。
- 発音の変化:パッチムが後に続く母音の影響を受けて発音が変わることがあります。
パッチムの例
- ㅇ (ng): 無音で、母音の前では音を持ちません。
- ㄱ (g/k): 破裂音で、文脈によって「k」として発音されます。
- ㄴ (n): 鼻音で、音を引き継ぎます。
- ㅁ (m): 同じく鼻音で、後続の母音に影響します。
- ㅅ (s): 無声摩擦音で、母音によって「sh」と発音される場合もあります。
パッチムと名詞・文法の関係
パッチムは名詞の語尾に加わることで意味を形成し、動詞や形容詞の活用にも影響を与えます。例えば、집(チプ、家)はパッチム「ㅂ」で終わります。また、動詞「먹다 (モッタ、食べる)」では、パッチム「ㄱ」が活用の変化を引き起こします。
ハングルに慣れるまで練習しよう
母音と子音に加え、濃音やパッチムも韓国語学習の基礎を形成する重要な要素です。これらをしっかりマスターすることで、韓国語がより上達しますよ。
LingoDeerでは、皆さんの韓国語学習を基礎からサポートします。ぜひアプリ内のアルファベットセクションで音声付きの発音表を確認しながら、発音練習を進めてください。韓国語の基礎がしっかり身につくと、学習のスピードがどんどん上がり、さらに韓国語の魅力を実感できるはずです!